身につけるもの 飾るもの ごはん おかし 今日は何をつくろうかな…


by Chi・Chi

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出展のお知らせ

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9月15日土曜日、大阪のATCホールで行われるアート&てづくりバザールに出展の予定です。
出展場所は、T-34のブースです。



出版のお知らせ

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Chi・Chiのはじめての著書、「野の花コサージュ」が、河出書房新社さんより出版されました。
春夏秋冬の素朴な野の花、25種類の作りかたをご紹介しています。

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かぎ針と刺しゅう糸で編むボタニカル・アクセサリー 野の花コサージュ


ネットショップ

ハンドメイド通販サイトCreemaとminneにて作品を販売しております。

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minne: https://minne.com/chichi-tshgt

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Creema: http://www.creema.jp/c/chichi-tshgt


今していること
https://twitter.com/chichi_teshigot

作品ギャラリー
https://www.instagram.com/chichi_teshigoto/

価値とねだん

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今日は、作品のお値段について考えたことを、書いてみたいと思います。

このようなことを書くのは、あるいはマナー違反なのかもしれない、と思います。
しかし、自分の作品に、いかに値段をつけるかということは、作家として販売を始めたときから、悩み続けていることです。
すっきりした回答があればいいのですが…まだまだ迷走中です。
値段をつける方針が、不透明で一貫していないのは良くないので、何かしらご説明するべきかと思うのです。

つまるところ、これはわたしの所信表明であり言い訳です。
前回に引き続き、長ったらしくなります。どうもすみません(^ ^;)


自分の作品を、いったいいくらで売ればいいのか。
はじめて手づくり市に出展したとき、まずぶちあたった壁が、この問題でした。
わたしの作品には、いったいどれだけの価値があるのか?
そのことが、わからなかったのです。
正直なところ、今でも、よくわかりません。

ハンドメイドの作品は、どうやってお値段を決めるのか?
とりあえず思いつくのは、ふたつの決めかたです。
ひとつは、材料費なり手間賃なり、原価をもとに決める方法です。
わたしが読んだ、ハンドメイド雑貨の売り方の本には、原価×3が相場だと書いてありました。
別の本には、材料費×3+手間賃(作るのにかかったぶんの時給)、と書いてあります。
…しかし、そんな簡単なことなんだろうか?

例えば、ここに2枚のセーターがあります。
かたほうは太い糸でざっくりと編んだセーター。もう一枚は、極細の糸で細かく精緻に編まれた逸品です。
もし2枚のセーターの材料費が、おなじくらいだとしても、2枚が同じ値段だと思う人は、いないのではないでしょうか。
では、もしも。ざっくりセーターはゆっくりていねいに編む初心者が編み、精緻なセーターは素早くきれいに編む手練れが編んで、同じくらいの時間でできあがったものだとしたら…。
2枚は同じ値段であるべきでしょうか?
…それは、なんだかおかしい気がします。
同じ時間で作られたものであっても、作り手の技量の差によって、価値は変わってくると思うのです。

もう一つややこしい問題があります。
それは、デザインのことです。
ざっくりセーターはセンスの光る素晴らしいデザイン、精緻なセーターはぱっとしないデザインだったならば、価値のあるのはどちらのほうでしょうか?
…なんだか、同じくらいの値段でいいかな、と思えてきます。
それでは、ざっくりセーターのデザインは1時間くらいでできたもの、精緻なセーターは1週間くらい考えた末にできたものだったとしたら…?
もう、何がなんだかわからないですね。

もうひとつの決めかたは、いたってシンプル。
「売れる値段で売る!」ということ。
これは、わかりやすいですね。
どんな値段をつけようと、デザインであれ手仕事のていねいさであれ、買い手の心を動かせば、それでいいわけです。
逆を言えば、どんなに高価な材料を使っていたって、どんなに時間をかけた作品だって、それが買う側に伝わらなければ、価値にはならないということですが。
しかし、買い手もさまざま。たとえば一点ものの作品なら、価値を理解してくれる人がひとりいればいいわけで。

しかし、この方法の問題点は、売ってみるまで分からない、というところです。
これは致命的です。
売ってみないと売れる値段はわからないし、値段をつけないと売ることはできないのです。
じゃあ、けっきょく売れる値段っていくら? …堂々巡りです。

相場、という考えかたがあります。
たとえば手づくり市なら手づくり市で、お店ならお店で、同じような商品がいくらで売られているかを参考にする、ということです。
でも、これってどうなのかな…とわたしは思います。
同じような作品でも、同じように作られているとはかぎらないし。
そもそも、同じようなというところが間違っていると思う。
「その人だから作れる」、そういうものでなければ、作品の意味がないと思うのです。
手づくり雑貨のアイデンティティは、作り手のデザインのセンス、作り手の技量。ある場合にはつたなさでさえも、醸し出す雰囲気となり、その作品の価値となります。
相場なんてない、相対的な価値でははかれないのです。
だからこそ、自分で値段をつけるのが、これほどまでに難しいのです。
自分の作品の価値なんて、ほんとうに、売ってみるまではわからないのです。


材料費+作った時間の時給で値段をつけて、売れなければ値段を下げていく(もしくは買ってくれる人が現れるまで待つ)というのが、ひょっとしたら正解かもしれません。
でも、3年前のわたしには、たとえ数時間かけて作ったものであっても、数千円の値段をつけることは、できなかった。それだけの価値が自分の作品にあるとは思えなかったし…なにより、もし売れなかったらという不安で、いっぱいでした。
買ってくれる人が現れるまで待つなんて、そんな余裕も自信も、ありませんでした。

自分の作品の価値もわからないのに、強気な値段をつけられる人なんて、そうそういないと思います。
作品は、自分の分身のようなもの。売れなければ、否定されたような気になります。
だから、この値段なら、買ってくれるだろう…とついつい、弱気な値段設定をしてしまいます。
でも、そうすると、その値段に縛られることになります。
「同じものを違う値段で売ってはいけない」という人もいます。
売れるからといって安易に値上げをするのは、悪いことのような気がするのです。

でも、思うのですが、値段とは変動するものではないでしょうか?
身の回りで売っているものを見ても、日によって、場所によって、同じものが違う値段で売っていたりします。
需要も変わる、供給も変わる。原価だって変わる。値段も変わるのは、当然なことではないでしょうか。
売る側の、手前味噌な意見かもしれませんが。

中学生の時に社会の授業で習った、需要と供給の話を思い出します。
需要と供給が釣り合うところが、適正な価格だと。
やっぱり、それが正しいのだろうな、と思います。

販売を始めたとき、わたしが付けた値段は、時給でいえば300円くらいでした。
3~4時間かけて作るものを、1000円くらいで売っていたのです。
売れることがわかったら、少しずつ値上げしよう…と思っていました。
少しずつ値上げして、値上げしたぶん、改良して。
今では、当時よりずっといいものが作れるようになったと、思います。
でも、改良したぶん、手間も増えました。
今は、4~5時間かけて作るものを、1800円くらいで売っています。時給でいえば、4~500円です。

でも、当時に比べると、ずっと余裕がない気がします。
売れ行きが、たいへん良いからです。
とてもとてもありがたいことなのですが。
材料を買いに行くのと、近所のスーパーへ買い物に出る以外、一歩も外へ出ず、家事もほとんどほったらかして作ったものが、午前中に売り切れてしまう。
それでいて、生活できるほどの売り上げはない…。
本音を言えば、だんだん、作るのが苦しくなっています。売れれば売れるほど、苦しくてなりません。
時間の使いかたが下手なせいもあると思うけれど。
やっぱり、需要と供給が、釣り合っていないのではないかなーと、思います。

この3年間、自分はまだまだ駆け出しだと思って、やってきました。
成長していると、自分では思っています。
もっといいものを作ろうとして、改良も重ねています。
blogに載せている作品も、改良点として去年と違うところを説明しています。
けれども、「去年と違うのね。どうして?」と、言われるお客さまもおられます。
勝手に色や形を変更したり、改良したり、お値段を変えたりするのは、お客さまにとってはあるいは納得がいかないことかもしれません。
でも、
わたしはまだ、成長の途上にあります。
いわば、お試し期間。お値段も、いわばお試し価格です。
何もかも、まだまだ模索中です。
改良しますし、変更しますし、お値段も定まりません。

とりあえず、「活動を続けていけるかどうか」を基準に、調整するつもりです。
たいへん申し訳ないことですが、どうか、ご了承くださいm(_ _)m
Chi・Chiはまだまだ、発展途上です。

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by chichi-teshigoto | 2015-03-29 21:06 | 考えごと | Comments(4)
Commented by みみ at 2015-03-30 23:24 x
chi.chiさん!お久しぶりです。読めば読むほど、深い。chi.chiさんの芯の太さといいますか、思いがズシっと伝わってきました。あと10回は読み直さねば。
値段付け、難しいですよね…。私も毎回わからなくなってしまいます。そんな頼りないことではいけないのですが。
昨年の夏のこと。長く売れる商品や事業とは?ブランドとは何か?手作り活動の役にたてばと思い、そんな勉強会に通ったことがあります。長く売れる、のは、たくさん売れる、のとは違うと言うこと。ブランドとは企業や商品がお客さまに約束できるモノやコト、である…など学びました。私がお客さまに約束できるコトはなんだろう?それを見出すこと、すなわち自分をブランディングすることで、商品に対してもその価値に対しても自信を持てるようになるのではないか…。私は今、そんな感じです。といいながら、自分のブランディングがまだ完了してなかった…。やらねば。時間が経つのは早いですね。私もまだまだ、途上です。進化できるよう頑張ります。chi.chiさん、どうか、お身体こわしませんように!!人生山あり谷ありですが、chi.chiさんの時間が充実したものとなりますことをお祈りしております☆
Commented by chichi-teshigoto at 2015-03-31 14:57
お久しぶりです~!(,,>_<)ノ てづバの準備は、進んでますか~?
なんだか長文を書いてしまいました。読んでくれて、どうもありがとうですよ。
なるほど、勉強会があるのですね。さすが、みみさんっ。わたしはついつい、ひとりで悶々と悩んでしまいます…。
わたしが思うに、作家のブランドというのはやっぱり、記事にも書いた「その人ならではの」ものではないでしょうか。その人の持つセンス、技術。譲れないもの。「これはあの人の作品だ」とわかるような、個性。そうしたものにお客さまは期待するのではないでしょうか。
「これが私のブランドだ」と明文化できなくても、譲れないものってあると思うし、私の作品はこうじゃなきゃっていうのがあると思うし、それこそがお客さまに約束できるものだと思うのです。
だから、みみさんの描くもの作るもの、絵の持つ雰囲気、色遣い、言葉遣い、そうしたものはみみさんの個性だし、お客さまに約束しているものだし、ブランドはすでに確立しているとわたしは思うのですよ。
…ただ、その価値はいったいいくらなのか…、そこが難しいところなのです…。永遠のテーゼですね。
だいじょうぶ、わたしたちはまだまだ進化の途上です。いつかきっと、自信を持てる日が来ます。
その日を目指して、がんばりましょう~。わたしも、みみさんを応援しておりますよっ。
Commented by みみ at 2015-04-01 08:44 x
(T_T)☆…ありがとうございます。私もがんばりますよー。永遠のテーゼの答えがすこしでもわかった時は、進化した時でしょうか!
そうそう。困った時は誰かの頭を借りて考えてもらうのもひとつ。私もけっこう、悶々タイプで…ふふふ。
今日から4月!心機一転。まずは、なんとしても、てづバ!!がんばります(^^)
Commented by chichi-teshigoto at 2015-04-01 15:46
あと1か月ちょっと、ですね(^ ^)
心機一転、てづバに邁進! がんばってください~☆

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