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身につけるもの 飾るもの ごはん おかし 今日は何をつくろうかな…


by Chi・Chi

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出展のお知らせ

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9月15日土曜日、大阪のATCホールで行われるアート&てづくりバザールに出展の予定です。
出展場所は、T-34のブースです。



出版のお知らせ

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Chi・Chiのはじめての著書、「野の花コサージュ」が、河出書房新社さんより出版されました。
春夏秋冬の素朴な野の花、25種類の作りかたをご紹介しています。

Amazon
かぎ針と刺しゅう糸で編むボタニカル・アクセサリー 野の花コサージュ


ネットショップ

ハンドメイド通販サイトCreemaとminneにて作品を販売しております。

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minne: https://minne.com/chichi-tshgt

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Creema: http://www.creema.jp/c/chichi-tshgt


今していること
https://twitter.com/chichi_teshigot

作品ギャラリー
https://www.instagram.com/chichi_teshigoto/

糸魚川旅行記

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梅雨に入って、雨もよいの日が続きます。台風も近づいているようですね(^ ^;)
梅雨入りする少し前、6月の初めに、旅行に行ってきました。新潟県の西の端、糸魚川市です。
なぜ糸魚川かと言いますと、窓口はCreemaでした。
糸魚川市では「匠の里創生事業」という、地域おこしとクリエイター支援をかねた移住プロジェクトを行っているのですが、Creemaと連携しているのです。
それで、1泊2日の移住体験イベントを、Creemaのほうで募集していたのでした。


先々月の終わり、出展で東京まで行きました。往復の新幹線の、窓の外を景色が流れて行きます。山々と川、広大な平地に田んぼと畑、住宅街、ビル街、そしてまた山々と川。春から夏へ向かう季節であり、木々の緑は息苦しいほど青々としています。
あの緑の中を、歩いて行きたいなぁ。ふつふつとそう思ったのでした。
京都も歴史のある良い街ですが、北のほうはともかく、住んでいる辺りは完全な市街地で、目に入る緑と言えば公園の木々、街路樹、家々のお庭。車の往来も激しく、窓を開けることもままなりません。心安らぐところとは、ちょっと言いがたいのです。
都会の喧騒を離れ、どこか遠くへ、知らないところへ行ってみたい。
そんなわけで、東京から帰ってくると、締め切り前の糸魚川ツアーに申し込んだのでした。

「移住」ということをそれほど真剣には考えず、いささか不純な動機の参加だったわけですが、理由は他にもありました。
今回の糸魚川移住体験では、地元にお住まいのクリエイターさんも交えて、Creemaのセミナーが行われるのです。
一昨年、minneの勉強会には参加しましたが、Creemaのセミナーにはけっきょく参加できていないままだったのでした。これはぜひとも行ってみなくては!
出展のとき以外、他の作家さんとお話しする機会がないので、そういう時間をゆっくり取れたらなあ、と思ったこともあります。

そういうわけで、金曜日の夜、夜行バスに乗り、糸魚川へ向かったのでした。
前置きが長くなりました(^ ^;)


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JR糸魚川駅は、東京と金沢を結ぶ北陸新幹線の途中にあり、東京からは約2時間、金沢から約1時間。
交通の便が悪いところではありませんが、京都からだと集合時間に間に合わせるのが難しく、夜行バスという選択になったのでした。
やや北の直江津駅前でバスを降り、海沿いを走る電車で糸魚川駅に向かいます。
駅舎の窓から望む山は、6月というのに白く雪の筋を残していて、北国に来たなぁ、と実感しました。
Creemaのかたと市のかたが出迎えてくださり、新幹線でいらした他のクリエイターさんたちの到着を待って、ツアー開始です。
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いといがわ、という地名には、聞き覚えのある方もいらっしゃると思います。一昨年の暮れに大規模な火災があり、30時間にもわたって火が消えなかったと全国的に報道もありました。歴史のある街並みはそのほとんどが木造だったために、ずいぶん広い範囲で焼失してしまったと…。痛ましいことです。
移住体験は、まずは被災地の見学、復興への取り組みのお話を聞くところからはじまったのでした。

被災地にほど近い、古い商店をリノベーションしたコミュニティスペース「共場糸魚川コモンズ」が次の目的地。5月にはクリエイターの交流会が開かれたそうです。オーナーさんは、東京から移住されたご夫婦。改装はまだ終わっていませんでしたが、キッチンがあり、お庭もあり、イベントを催し、人が集う場所にできたら…ということでした。
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被災地に再建したばかりのお蕎麦屋さん、泉屋さんにて昼食をいただいた後、「匠の里」根知地区へ。
先輩移住クリエイター、カテイトエさんのお宅で、Creemaの販売セミナー。
セミナーについては、後日、詳しいお話を書くことができたら、と思います。
カテイトエさんには、似顔絵を描いていただきました(^ ^;) ご夫婦で絵を描いていらして、旦那さまが輪郭線、奥さまが水彩で色付け。とても手際よく、短時間で描いてくださいました。わたしは絵が描けないので、絵が描ける人ってすごい…。プロの手際を間近で拝見。自分が描かれるところを見られるとは、なかなか得難い体験です。
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その日は、ホワイトクリフさんで宿泊(温泉がありました)、名物の笹ずしや地元で採れた山菜、おいしい地酒などをたんまりいただきました。お品書きにも、カテイトエさんの絵が!

お部屋に引き取ると、窓の外で蛙がのどかな声を響かせています。明け方にはホトトギスも鳴くでしょう。
蛙のいるところで暮らしたいなぁ…。
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翌日は、日本百名山のひとつ、雨飾山をちょこっとだけハイキング。辿り着いたしろ池の美しいこと…。
みょうばんが溶けているという、碧い水面が鏡のように周囲の山や木立を映しています。
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山道では、初夏の花が花盛り。あざやかなピンクのタニウツギ、気温が低いせいかヤマボウシはまだまだ咲いたばかりです。桑の実もまだ熟しておらず、赤やピンク色。池の周りでは、花菖蒲が凛とした花姿を見せていました。

一人旅ではないので、あまり花探しに熱中するわけにもいかなかったのですが…。そういえば、「野の花コサージュ」のお話を持って来てくださった出版社のかたは、山の花がお好きで、わたしの知らない花の名をいくつもあげてお話しくださったのでした。
Chi・Chiはどちらかというと身近さを重視するので、「野の花コサージュ」には街なかで見つかるありふれた花ばかりを入れたのですが、なるほど、人里離れた山の中に、ひっそりと咲く花を見つけるのは、ずいぶんと嬉しく、心に沁みるものですね。山の花もいいものだな…と思いました。
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山を降りて、根知の渡辺酒造さんへ。軒先では、ツバメが営巣中。
お酒の試飲をさせていただきました。きりっとした本醸造、まろやかな純米吟醸。原料のお米は、お店の前に広がる田んぼで作ったものだそうです。
おみやげにお酒をいただいたほか、酒粕も購入しました(*^ ^*)
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農産物直売所、ねちKOYAさんにて。ハンドメイド作品も、置いてあります。地元のクリエイターさんの作品のほか、運営のメンバーさんによる素朴な作品も。
同行のかたが作品に興味を示すかたわら、採れたての山菜に注目するわたし。食い意地が張っていますね(^ ^;)
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それから、親不知海岸へ向かいました。ヒスイが採れるのだそうです。
しかし、まずは腹ごしらえ。
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海辺の食堂で、蟹天丼をいただきました。ぷりぷり、さくさくの蟹の天ぷらが、食べても食べてもなくならない…(;゚Д゚)
お昼ごはんの後は、ヒスイ採集にチャレンジ!
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ヒスイが落ちているってどういうことかしら…と、半信半疑だったのですが、波打ち際に近寄って、納得しました。
ふつうなら砂浜になっているところですが、波の打ち寄せるところは砂利の浜になっていて、美しい、色とりどりの石でいっぱいなのです。
蛇紋岩、凝灰岩、チャート、ネフライト。フォッサマグナの西の端であり、火山の活動が盛んな土地であるために、山からの石、海からの石、さまざまな石が集まって、ここで見つかる石の種類は日本一、なのだそうです。
石なんてただの石、と思ってはいけないのですね。それぞれに成分の違いがあり、由来があるのです。
次に行ったフォッサマグナミュージアムで、石の鑑定をしていただきました。残念ながら、ヒスイはありませんでしたが…。ここに一日いると、石博士になれそうです(^ ^;)
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さいごに、フェルエッグさんで午後のおやつをいただきました。さくっとしたシュークリームの、こくがあってまろやかなカスタードクリームがほんとうに美味しいのです。
自家製たまごを使用したプリンやシフォンケーキ、瓶入りのマヨネーズもおいしそうでした。パッケージもかわいくて…。ライラックの咲くイングリッシュガーデンふうのお庭も、素敵でした。

その後、ふたたび糸魚川駅に戻り、2日にわたる糸魚川旅行は終わったのでした。
同行してくださったCreemaのかた、市のかたの熱心なご説明もあり、たいへん充実した2日間でした(*^ ^*)
移住する手づくり作家には、2年間の家賃免除などのお得な制度があるそうですが、さて…。
クリエイターでなくとも、移住を考えるかたには、移住体験やインターンシップなどさまざまに制度が用意されているようです。
海と山に囲まれた、自然豊かなところで暮らすのも悪くない、かもしれませんね。


さて。
Twitterのほうでは、滞在中の模様、その後の活動など少しずつお知らせしていたのですが、blogにまとめるまで1週間もかかってしまいました(^ ^;)
制作したもの、今後の出展予定などのお知らせもあるので、少しずつ記事にしていきますね(*^ ^*)

by chichi-teshigoto | 2018-06-10 23:59 | 経験

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